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エッセンシャル(Essential)は、花王が発売するヘアケア製品のブランド名である。 == 商品概要 == * 「カオーフェザー」ブランドから暖簾分けされた形で、1976年3月に発売(当時表記は「花王フェザー・エッセンシャル シャンプー」)。リンスは数か月遅れて発売された。初代CMにはタレント・林寛子を起用、「毎日シャンプーしてもいいくらい」というフレーズを使用した。 * すでに販売を終了した「カオーフェザー」シリーズの後継的商品で、同社の「メリット」に次ぎ30年以上販売されているロングセラー商品かつ知名度の高いヘアケアブランドである。 * この「エッセンシャル」のテレビCMにより、髪の表面を覆う「キューティクル」の存在が広く知られるようになったり、髪のツヤを表す「天使の輪」という表現が一般化された。1978年の改良新発売後より「エッセンシャル」をはじめとした特定のヘアケア製品(「ドレッサー」、「ケープ」、「ブラッシングケア」、「ルーネット」など)を包括して「健康で輝きのある髪を キューティクル・ケア」キャンペーンを開始し、女優・手塚理美をキャラクターに起用してCMを放送した。 * このCMでは洗髪によってキューティクルが脱落することを表現するため、ビーカーに洗髪後のすすぎ水を入れて拡大映像化し、脱落し浮遊するキューティクルを映すことで洗髪による髪へのダメージを強調。これを防止するために冒頭の製品を薦めるという内容であった。 * これら製品のCMの最後には緑地の画面に先のフレーズがスポットで映し出された。このキャンペーンは1980年代初頭まで続けられる。ただしこのキャンペーンは先の特定商品に適用され、他の同社ヘアケア製品、例えば同時期CMが放映されていた「メリット」や「カオーフェザーオイルシャンプー・リンス」(販売中止)、「カオーフェザークリームシャンプー・リンス」(販売中止)などには適用されていない。 * 2014年8月より発売されている現行の「エッセンシャル」では、MEA(18-メチルエイコサン酸)を含むケア成分(ラノリン脂肪酸)を髪の根元から毛先まで均一に吸着させる「ファインキューティクル技術」を採用。荒れた髪表面を補修して髪どうしの摩擦を防ぐことにより、からまずに洗え、乾きやすく、指通りだけでまとまる特徴がある。 * また、1991年10月1日より、目を閉じた状態でもシャンプーとリンスの区別ができるように、シャンプーボトルの側面とポンプ部(レギュラー・ミニサイズはキャップ上部)に刻みが入った。このアイデアは「エッセンシャル」で初採用され、その後花王の全シャンプーにも適用された。そして花王は実用新案の申請を取り下げて業界各社に働きかけたことにより、業界全体に広まった。 * 1993年夏当時、設楽りさ子がCM主演には「ダメージ減らして、毛先までなめらか。」というフレーズを使用でタイトルだった。 * ホームセンターなどの一部販売店や通販サイト向けに、通常サイズの約3.5個分に相当する1200ml入りの「つめかえ用特大サイズ」が設定されている(つめかえ用特大サイズは花王の製品情報ページには未掲載)。 * 2016年春、花王から長寿ロングセラーヘアケア製品「エッセンシャル」が発売40周年を迎えた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エッセンシャル (シャンプー)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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